増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

油断は隙(一)

 

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普通世の中では、一寸先は暗の世と云うて居るのでありますが、誠に其の通りであります。一時間後に如何なる事が、我々の身の上に現れて来るか、これは誰しも分からぬのであります。然し如何なる事が我々の前に現れて来るにしても、それは外から来るのでのはなくして、自分の心から現れて来るのであります。不幸にしても外から人間に近よる様に見えますけれども、その実自分の方の不幸を近よらしもめるものが内にあるのであります。

これを例へて申しますと、真剣に切り合いをして居る様なものであります。敵の白刃が自分の眼の前に来て居りましても、自分の方に隙がなかったならば、打ち込んで来る事が出来ないのであります。打ち込んで来る事が出来なかったら、神様の仰せになった様に、真丹の理真丹の心治まれば、抜いた刃も鞘同様になってしまうのであります。不幸もやはりそれと同じで、我々の周囲に集まって来て居ても、心に隙がなかったらなら、身に迫って来る事が出来ないのであります。

それは丁度こうして部屋の障子が閉めてあったら、外に寒い風がとのくらい吹いて居ても、少しも部屋の内へは吹き込んで来ないのでありますけれども、障子と障子の間に少しでも隙があったら、その間から身を切る様な寒い風が、吹き込んで来るのであります。それと不幸が身に迫って来るのと同じであります。

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