増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

人類は兄弟(一)


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人間の親と云うのは、生みの親二人をいうのでありますが、この道からいえば、生みの親は仮親であって、実の親は神様であります。なぜなら人間の肉体は、親から生まれて来たのに相違ありませんが、人間の生命は親から授かったものではありません。生命は唯神様の司り給う所であるから、人間の生命も、神様に依って授けられ、又日夜守護されて居るのでありますから、実の親は神様より無いのであります。

神様が人間の生命の元であり、実の親であるならば、血縁を有する者を兄弟というなら、この同じ生命の縁に連なっている世界の人間は、凡て皆神様の子としての兄弟でなければなりません。即ち天を父として地を母として、その大き家に住んでいる兄弟であります。この意味を考えたならば、世界の人間はその皮膚の色如何を問わず、兄弟であります。しかし一歩その心の中に入って見たならば、果たして兄弟の如き、親しい感じを持って居るであろうか。

これを我々の日常の感じについて考えて見ましても、何となく肉親の兄弟と他人との間には感じの相違があるのであります。例へば家を留守にする様な場合に、兄弟ならば何の懸念なく、留守を依頼する事が出来るのでありますが、他人には左様容易に頼む事が出来ないのであります。これは一つには兄弟なら気心が知れて居るが、他人には気心が知らぬと云う様な理由にも依るのでありませうが、兎に角左様した点に、肉親の兄弟と他人とに対する心の隔てがあるのであります。この隔てが心の内にある以上、吾々は本当の意味に於いて、他人を以て兄弟と仰せられる、神様の御心に適う様になって居ないという事になるのであります。

しかしこの点については、御道の者は余程親しい心を持って居ります。例えば汽車の中や船の中したで他人に対したら、普通心で警戒するものでありますが、道を信じて居る人であると聞けば、何となく親しい様に心置きない感じが出て来るのであります。そして互いに信頼し合う事ができるのみならず、十年知己の如き情合いを持って接する事が出来ます。これ即ち如何なる人も兄弟であるという感じが、心の奥にあるのと、道を信じて居る人には悪い事をする人がないと云う心から、自然に打ち解ける結果であります。

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