増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

四十年祭後の方針(三)


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この様に、今日まで左程に思はれなかった本教が、突然社会に頭角を現はしたのでありますから、社会人は一斉に脅威の眼を見張ったのであります。このことは本教々徒としては誠に喜ばしいことでありますが、又一面より云へば、ものの力は堅められる程強く、拡げられる程弱いと云うことも、不変の真理であります。私等の手にしても、握った時の力は強く、拡げた時の力は弱いのであります。

 この意味から云って本教が、二培乃至三倍に教勢が拡げられたと云うことは、それだけ力が弱くなっていると見るべきであります。昔の天理教は小さいだけ充実力が強く、今日の天理教はその分布が広いだけ、内部が非常に弱められていることになるのであります。この私等の弱い心も強くするためには、矢張りどうしても新しい生命を注入さなくてはならぬのであります。この新しい力が注がれない限り、大きな力、大きな心にはなれないのであります。これが年祭後に於ける本教の、最も注意せなかればならぬ重要なことであります。この力を強くすると云う意味は、広がったものを、堅め狭めると云うことであります。

しかしこのことは、今日急に起こった問題ではありません。既に一ヶ年前、その時の本教の大勢を見て、此の儘進んで行ったならば、何れ遠からず部内教会が、精神的にも物質的にも行き詰る日のあることを想到して、四十年後には是非とも充実した勢力を保持して行くために、第二回教会長講習会を開催せられたのであります。その時の問題は、要するに教会の内容充実にあったのであります。

 しかし当時は四十年祭の活動を終った教会と、未だ終らない教会とがあって勤めの出来ている教会は、講習会の主旨を体して、多少内容の充実の力を入れていた様でありますが、その勤めの出来ていない教会は「今はそんな訳にいかん」と云ったような有様で、何等顧みる所がなかったのであります。それですから間もなくやって来た四十年祭の気分に巻き込まれて、年祭後と云う問題を等閑にしてしまったのであって、それがために、今本教には、倦怠の色が現はれて来ているのであります。この頃の御地場に状態に見てもよく分かるのでありますが、四十年祭までは、御地場に生々として非常な活気を呈していたのであります。然るに年祭後の今日は、大変淋しい気分が漲っているのであります。このある淋しさと云うのは、要するに本教全体が疲れていると云うことでありまして、これは精神的に大なる疲労を感じているからであると思うのであります。この精神的疲労は、やがて物質的の欠乏を感じ、それがために生活の困難が出てくると思うのであります。

NEW★立教187年春季大祭記念 高井家資料(更新中)

神さまの一番お嫌いな心使いとは(高井家資料より抜粋)

神様は「うそ」と「ついしょう」大きらい、欲に高慢、これきらい、と仰しゃる。

八つの埃(ほし、おしい、かわい、にくい、うらみ、はらだち、こうまん、よく)よりも、「うそ」と「ついしょう」は、おきらいである。

うそとついしょうの元因は、やはり、自分かわい、吾身かわい、と云う欲の心から起こって来る。自分と云うものを、よう捨てきらないからである。

かねて父から(猶吉)「この道は、良い事をしておこられる、悪口を云われる、と思うて通れば、間違いないのや」と聞かされた。言いわけをしたり、心にもない事を云うたり、中心、誠心なくて「おじょうず」を云うたり、あるいは、うそを云うたり、これ皆、吾身かわい、と云う心から有る。故に日々は神様をめどうとして、神様におもたれして、通らせて頂く、人は知らなくても、神様がご存知じじゃ、人間思案するといらん、お歌にも

 めい/\のハがみしやんハいらんもの

 神がそれ/\みわけするぞや

吾身を忘れ、人間思案を捨てて、日々つとめはけむのが一番理に適うと思う

★十柱の神々の守護の理と御心を知るとが大開運と健康増大に直結する。
十柱の神の守護の理と八つのほこり

門外不出資料】

中山みき高弟子の十二下りのみぐら歌の解き分け

教祖140年祭、三年千日記念 

  ★大正時代の別席講話 

(国々所処の手本となることが用木の目指す心得)

信心というは日々の心の勤めを言う。拝む事にあらず。心の勤めというは身の勤めその勤めは日々家業大事道正直が一の勤め、内々睦まじく互い互いの孝心の理が第一。二つ一つの理をめん/\が心の理に治めて、何時/\までも変らんよう。世界から見て感心、聞いて感心する様に運ぶが第一の信心という。この世の元々真実の両親は天の月日様なり。世界中の人間は皆親の子、一列は皆兄弟なり。身の内は神の貸物、心で日々思うだけの理が我が物であるから、皆々互いに、しんの心から誠をつくして親切に助け合いをして暮せば、しんの兄弟というなり。 

★天の理

★大平良平資料集

★貸物、借り物の話

神の古記

★中山みき神言集

★神・中山みき伝

★中山みき在世時代の病諭し

★このやしきもとのかみ/\でてるから
 にんげんはじめもとのいんねん⇒第八号欠損しているお筆先の意味とは

教主政従の時代 大平 隆平

お金と信仰について  百万のものを持ってくるより一厘の心を受けとる。(中山みきの神言集より)

からとにほん

天理教祖の抱ける世界統一の大理想 大平良平

天理教と現在主義 大平良平

☆やまと探訪☆ 

NEW★月日神社

☆お筆先第6号52番 伊弉諾と伊弉冊は一の神 これ天照皇の大神宮の解釈

春日大社と月日信仰 春日信仰とは月日親神信仰である。

10月26日秋の大祭記念十柱の神の御心と御守護

 ☆病諭し編⇒八方八柱の神人体御守護所細密並に悟り諭しの根本

※元の神、実の神々と出会う処ふるのさとへ!

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