増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

神楽勤(一)

天理教・神楽勤につてい

真実(二)

神は真実を欲したまう。故に真実を以て神に祈願する時、始めて神を動かすを得るのである。霊救は唯この真実にのみ与えられる神の特徴である。されば人間はこの真実を自覚して信仰を全うせなければならぬ。

真実(一)

天啓によれば、真実とは埃を払い悪因縁を脱して自覚したる霊をいうのである。霊は自我でもあり真実であって、その真実がそのまま働いたのを誠という。故に誠は霊の理にして、霊は神の分霊なれば、霊の理は天の理である。されば真実の心の理は神の理なる故に…

因縁(二)

前生の因縁を悟り、今生通る道すがらを明らかにすれば、来生の因縁が予知される。何故なら、明日の日は今日の心が現れて来るもんのであるから、この理より考えて、来生は今生の心使いの理が現れて成って来る因縁となるは明らかである。 過去より現在に、現在…

因縁(一)

天啓によれば、本教は因縁切の道である。如何なる悪因縁も白因縁に転せられるべき道である。神の自由用を得れば因縁の転換を全うしたのである。 その因縁とは人間が神に創造せられて以来、生死の変遷によりて人間が心の一つの理を使うて霊に付けた埃と徳であ…

八埃(二)

埃の心が身の内にあれば、神が入り込んで働くことが出来ない。綺麗な仕事は綺麗な所でするものである。埃だらけでは神の入り込みなく、守護がなかったなら、借物の身は思う通りに働かぬ。病気や不具というのうは神の働きが無いからである。 故に病気になれば…

八埃(一)

天啓によれば、人間の霊には善悪の区別はないが、心一つの我の理が働くので善と悪とが現れて来る。教祖は悪や罪やといへば人が嫌うから埃と説かれた。埃とは明澄たるべき人間の霊を曇らす心であって、それを八つに説き分けられてある。 ほしいとは心を尽くさ…

借物(二)

">人間は十柱の神々の働きで造られた証拠に手足の指が十本となった既に身上が神の貸物なれば、身上以外のものは有形たると無形たるとを問はず一切借物である。唯人間はこの世に於いて借物を支配する徳を付与されているのみである。されば霊に於て使用したな…

借物(一)

人間は十柱の神々により造られており、その心遣いの理によって神々が守護している 天啓によれば人間は永劫の昔神に創造さられたのみならず、宿し込むのも月日、生まれ出るのも月日の守護によってこの世の生を得、その生存も神の守護あって始めて全うするを得…

甘露台

石造り二段の甘露台 天啓によれば、地場が人間創造の地たる証拠として、甘露台が建設さられるので、その甘露台に下る甘露は元の親たる教祖に与えられ、人間の壽命薬として分け与えられるのである。世界の子供助けたい一念の教祖は、一時も早く甘露台を作り上…

地場(二)

無い世界無い人間を其の地場に於いて神々が創造さられたごとく、紋形なき所より同じ地場に於いて神々の守護をもって世の立替の世界最後の教えを始め、真人を創造なさるのである。従って神々の霊を宿せる人々が地場に寄り集られるから、日本の地場の神館はま…

地場(一)

人間を創造した理で地場は古来より生屋敷と呼ばれていた 天啓によれば、地場は神が人間を創造せられる時胎し込み産み下ろされた場所である。故に人間の生まれ故郷である。又教祖の神霊が無窮に止りたまう所である。故に人間の親里である。この因縁をもって地…

教祖(三)

教祖の道が八方に通じ、地場に帰来する者多きを加うると共に、教祖に対する誹謗の声は高くなった。村人の反対、僧侶の脅迫、神官の壓迫に次いで官憲の干渉となり、教祖は老齢の身を以て縲絏の辱めを受けたまうこと十数回に及んだ。しかも神命を奉じたまう教…

教祖(二)

教祖四十一歳の時、夫善兵衞眼疾に罹り、長男秀治足痛を病み、教祖亦腰痛を覚えたもうたので、修験者を招きて祈祷を乞い、教祖自ら加持台となりたもう。祈祷の進むや教祖の容姿たちまち変じ、厳然として、我は天の将軍なりと宣せられ、教祖の身体、中山家の…

教祖(一)

教祖は名をみきと申し、寛政十年四月十八日いざなみの命の霊を宿して産まれたまうた。その因縁によりて御年十二歳で人世の無常を観じ、尼法師たらんと願いたもうた。十三歳の時因縁の地たる中山家に入家し、十六歳で主婦となり、十九歳にして五重相伝を受け…

教えの台

天啓によれば、この世の元始まりは泥海であった。泥海中に神あって月日と自現せられる。月はくにとこたちの命であった、水気の守護神であり、日はおもたりの命で温みの守護神である。この両神が元の神、実の神で、無き世界無き人間を造り、陽気暮らしをさせ…

不思議な子を授けてやる

増野鼓雪 増野鼓雪の鼓雪(こせつ)は雅号で、本名を道與(みちおき)といいます。 明治23.2.13日、父を正兵衛、母をいととして出生されました。 その出生に先立って、本席が、正兵衛氏に「不思議な子を授けてやると神様がおっしゃっています」といわ…