増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

心の雑草

凡そ人間には何れもその人として、通らならければならぬ道があるのであります。即ちそれは真の道であります。所が多くの人は、その真の道を通らない為に、その道に草が生えて居るのであります。草が生えてしまったならば、道が道としての用をなさない様に、…

子供の出世

人間は皆神樣に造られたのでありますから、神様の眼からは一列皆神の子であるのはいう迄もありません。けれども子供の出世と仰せられたのは、その意味の神の子というのではなく、この世建て替への為天下られた時から、生まれて来た神の子の事であります。 そ…

人間創造の屋敷

屋敷とはいうまでもなく、元の中山家の屋敷であって、神樣の仰せに依ればこの世が未だ泥海世界であった時に、月日両神が現れて、道具衆を集め、人間を御造りなされたのであります。ところがその中で伊邪那美命が、どうしても神様の仰せに従はれぬ。そこで月…

肥の授け

肥一条というのは、いう迄もなく肥の事であります。教祖在世中に、肥の授けというのを御渡しになりました。 それは灰三合土三合糠三合、これを合わせて肥の御授けを頂かれた方が祈願して、田に置かれたならば、肥一駄のきゝ目があると仰せられたのであります…

理と心定め(二)  

その様に説くにしても聞くにしても、単なる諭しだけでは足らぬので、その理が説く者の胸に分かっていなければならぬのであります。それが分かるには、前に申した心の理から、身に現れる理を考えるのであります。それからその次には、我が心に現れる理と、自…