一派独立を祝う報告祭の様子（明治42年2月） 独立認可の一年前、四十年旧五月五日、飯降本席が、病中十年の指図を百日にして、本部神殿建築の決心を定めさせ、三年たてば木の音石の音もすると予言して帰幽さられた。 次いで独立の認可さられたので、本教の教…

第三回の願書は、三十七年八月であるが、第二回の願書が教義の不明にあったから、直ちに天理教典の編纂を終へ宗教局へ提出して意見を求めた所、同意を得たので帰本し、教典を普及する為、教師講習会規定を制定し、本部を始め部下教会に於いて、講習会を開催…

中山眞之亮 25歳当時 節を通りぬけたら新芽が吹くが如く、大きい節を通った本教は、一派独立の新芽を吹き始めた。明治三十二年五月、神道本局の新任管長へ挨拶の為、前館長の上京せられし際、本局の負債償還及び本局新築の寄付を感謝し、合わせて本教独立の…

明治41 年内務省訓令発令後の天理教会本部神楽式之図 明治二十七年の日清戦争は、日本の大きな節であったが、本教も亦その影響を受けて、人夫志願の募集や、軍資金の献納の忙殺さられていたが、戦後の不況は、やがて教勢の上にも現れた。 然し教祖の十年祭が…