本月の三日に本部から、東京の震災地へ出張を命ぜられまして、漸く一昨夜帰って来たのであります。
皆さんは、東京横浜方面から、この学校へ入学するためにお帰りなった方々でありますが、今度の震災で、さぞ家のことが心にかゝって居られることと思います。それで私は、極く大略でありますが、私の見て来た所をお話しようと思うのであります。
私等は三日の朝に御地場を立ったのでありますが、道で用事を済まして行ったので、大阪発十二時半の記者に漸く間に合う位の時間になりました。所が行って見ると、大阪駅内は上京する人で一ぱいに埋って、仲々まともに乗れないので、無理やりに乗り込んだのです。私等の箱は二等車でありまいしたが、漸く体を入れる位のが関の山で、座ることは愚か、身動きも出来ないような有様でありました。
名古屋へ着いたのは夕方で、それから中央線へ乗り替へようとしたのですが、それよりも矢張り乗客が一ぱいで、乗り切れません。それで次の汽車を待つことにしましたが、それも亦満員で仕方がないので、中山様と私と本部の青年の方とは別々に分かれて乗ることにしました。夜遅くやっと名古屋を立って篠井に行きましたが、のその汽車は篠井が長野で乗り換へねばならないので、私は長野まで乗り越したのであります。けれども長野も亦人が一ぱいで、まともに乗れないと思ったから、汽車の窓から飛び込みました。この頃の汽車は窓から乗るのが普通の様に思われていました。そして先に乗り込んで座っていると、窓の外から又他の人が足を突きこんで、背中のところへずる/\すべり込んで来るので、止むなく立つことになる様な次第であります。
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(国々所処の手本となることが用木の目指す心得)
信心というは日々の心の勤めを言う。拝む事にあらず。心の勤めというは身の勤めその勤めは日々家業大事道正直が一の勤め、内々睦まじく互い互いの孝心の理が第一。二つ一つの理をめん/\が心の理に治めて、何時/\までも変らんよう。世界から見て感心、聞いて感心する様に運ぶが第一の信心という。この世の元々真実の両親は天の月日様なり。世界中の人間は皆親の子、一列は皆兄弟なり。身の内は神の貸物、心で日々思うだけの理が我が物であるから、皆々互いに、しんの心から誠をつくして親切に助け合いをして暮せば、しんの兄弟というなり。
★天の理
★大平良平資料集
★神の古記
★このやしきもとのかみ/\でてるから
にんげんはじめもとのいんねん⇒第八号欠損しているお筆先の意味とは
★お金と信仰について 百万のものを持ってくるより一厘の心を受けとる。(中山みきの神言集より)
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☆お筆先第6号52番 伊弉諾と伊弉冊は一の神 これ天照皇の大神宮の解釈
★10月26日秋の大祭記念→十柱の神の御心と御守護
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