増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

真実(二)

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 天の理を我が理として生きる真実の生活は、天の理が働く限り我が真実が働くのであるから、天地の無窮なるが如く、理に生くる者は末代に生きるのである。末代に生くる者は死と生は古き衣を脱ぎて新衣を纏うが如く観するが故に、生死に超越して末を代生き通りである。

 神は教祖によりてこの真実の一義を明らかにし、神一条の世界に於いて神人合一の陽気暮らしを始めと意志したまう。

されば真実に生きんとせざる者、理を踏まんとせざる者には、神は理を以てその誤りを示したまう。これ手入れ手引きにして、病気や不幸はこの意味に於いて神の人間を愛したまう慈悲心の現れである。

 かく神は真実を欲したまう。故に真実を以て神に祈願する時、始めて神を動かすを得るのである。霊救は唯この真実にのみ与えられる神の特徴である。されば人間はこの真実を自覚して信仰を全うせなければならぬ。

 

※元の神、実の神々と出会う処ふるのさとへ!