増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

借物(二)

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人間は十柱の神々の働きで造られた証拠に手足の指が十本となった

既に身上が神の貸物なれば、身上以外のものは有形たると無形たるとを問はず一切借物である。唯人間はこの世に於いて借物を支配する徳を付与されているのみである。されば霊に於て使用したならば、何時迄も借用が出来るのであるが、霊ならぬ人間心たる我がの理に於て使用するので、時に神よりその使用を止められるに至るのである。
その神よりの禁止が人間の病気となり、不幸となって現れる。その病気不幸は人間の心通りならぬ。我がの心通りならぬは我が物でないからである。我が物でなければ借物である。
この貸物借物の教理が会得出来ねば、その他の本教の教理は一切分らない。それ故教祖はこの理を教えの台とし、この教理を聞き分けて神の恩を知り、その恩に報いるのが神に仕える道であると仰せられた。

元の神、実の神々と出会う処ふるのさとへ