増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(三)

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神道大祓祝詞集 十種大祓より原文を転写

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排尾の山とは桃尾の山のこと

饒速日尊は神武東征に先立ち、天照大神から十種の神宝を授かり天磐船に乗って河内国大阪府交野市)の河上の地に天降り、その後大和国奈良県)に移ったとされる。それは現在の天理市、桃尾の瀧を有する滝本の山(桃尾山)といわれている。滝本の山が別名ニギハヤヒといわれていたことからも考察できる。
十種神とは十種類の神々であり、その神々は十種ノ神宝に御鎮座し、その霊力で死者すら蘇ることができたといわていた。つまり、人間に身体を貸している元の神、実の神である十柱の神々のことであったのだ。天保九年十月二十六日夜、教祖に次々と天降った神々は、裏の守護から表に現れて、万委細の元を人類に教え始める御宣託のための出現であった。

元の神、実の神々と出会う処ふるのさとへ