増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

元始まりのはなし

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(七)最終章

松尾芭蕉も多数の堂塔と桜が織りなす大和の日光とうたわれた名刹を訪れ、「うち山やとざましらずの花ざかり」と名句を残した この内山永久寺跡にたたずむと明治七年十二月、人類の母親・いざなみの命が転生した中山みきが、何故、歴代皇女が入寺していた山村…

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(六)

くにとこたちの命は釈迦如来、をもたりの命は阿弥陀如来、をふとのべの命は弘法大師等と転生していたのだ。それは魂振りの神の内、八柱の神々が仏となって各時代に現れ、民衆を正しき道に導いていたのであった。この驚嘆する事実を中山みきは天啓により弟子…

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(五)

石上神宮から徒歩15分ほどにある内山永久寺跡にある案内版から塔頭、鎮守社を含め70以上の建物が確認できる。礎石もなく、草木が生い茂る永久寺跡。多数の堂塔を擁し栄え、大和の日光とよばれた名刹であった。内山永久寺には、創建時からの建物が数多く残…

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(四)

大和の三大名刹と呼ばれていた桃尾山龍福寺、現在あるのは大親寺と寺名を変更している。天皇制神話(支配体制神話)の神武東征神話である「古事記」「日本書紀」にあらわれた神道を国体とするため、神武東征に先立ち、饒速日尊が降臨したと伝えられてきた桃…

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(三)

神道大祓祝詞集 十種大祓より原文を転写 排尾の山とは桃尾の山のこと饒速日尊は神武東征に先立ち、天照大神から十種の神宝を授かり天磐船に乗って河内国(大阪府交野市)の河上の地に天降り、その後大和国(奈良県)に移ったとされる。それは現在の天理市、…

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(二)

神道体系 神社編十二 大神・石上 布留ノ傳の原文を掲載 石上神宮は往古、天上皇大神宮と呼ばれ、中御殿には国常立尊を天照大神宮として祀り、西御殿には伊弉諾尊である高皇産霊尊を天照大神として祀り、また他の十柱の神々もぞれぞれの御殿で祀り、日の本の…

十柱の神々と十種ノ神宝についての考察(一)

神道体系 神社編十二 大神・石上 物部氏口傳抄の原文を掲載 天保九年十月二十六日夜、教組に十柱の神々が次々と天下った。神々といざなみの命といざなぎの命との約束の年限が満ちた九億九万九千九百九十九年の時を経て人類の表に出現した出来事であった。し…

教えの台

天啓によれば、この世の元始まりは泥海であった。泥海中に神あって月日と自現せられる。月はくにとこたちの命であった、水気の守護神であり、日はおもたりの命で温みの守護神である。この両神が元の神、実の神で、無き世界無き人間を造り、陽気暮らしをさせ…