増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

天の理

地場への心(六)

一体人間というものは自分の力では毛筋一本どうすることも出来ないものであります。また自分の身体の家のことが、自分の手で始末がついて行くものならば、このお道はいらないのであります。 真に神様を信じているものであったら、自分のことは放って置いても…

地場への心(五)

神様の道でも時旬が一番大切であります。時旬を見ることが大切であります。お道の話の中でも時旬のことを話して下さる刻限のお話が一番大切なのであります。 神様は時旬のさとしをして下さるのであります。それを私等お互が関して頂いて、そのさとしに心を添…

地場への心(四)

兎に角山名としては、現在はその働きの旬に直面している訳なのであります。でありますから皆様にその覚悟になって働いて頂かねばならぬのであります。お道の大勢から考えて見ますと、四十年祭の声がかゝってから、四ヶ年の間には、中途で中だるみが出て来て…

神の守護(三)

人はよく分るとか分からんと云いますが、世の中のことは分からん方がよいのであります。人間で考えて分からないのが本当であります。分ると云うことはものを分けることであって、ものが分れば小さくなってしまうので、分からない方が大きいのであります。 教…

神の守護(二)

信仰の経路から申しますと、最初は貸物借物の理を聞かして貰うのでありますが、貸物借物の理に次いで、心一つが我がの理であると云うことを聞かして貰うのであります。そしてこれが悟れたら、因縁を自覚させて頂くことが出来るのであります。自分と云うもの…

信仰の向上(三)

ですからお助けをするものは、皆霊救を得ることを考へなければならないのでありますが、霊救は誰でも受けたいが仲々そうは行きません。神様は汚れた所へは行かんと仰せられますが、人間でも汚い処へ泊るのは厭であります。 清くして置けば入り易いのです。神…