増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

一つの理

地場への心(五)

神様の道でも時旬が一番大切であります。時旬を見ることが大切であります。お道の話の中でも時旬のことを話して下さる刻限のお話が一番大切なのであります。 神様は時旬のさとしをして下さるのであります。それを私等お互が関して頂いて、そのさとしに心を添…

神の守護(三)

人はよく分るとか分からんと云いますが、世の中のことは分からん方がよいのであります。人間で考えて分からないのが本当であります。分ると云うことはものを分けることであって、ものが分れば小さくなってしまうので、分からない方が大きいのであります。 教…

一つの理 四(一)

こう云って来ますると、お道は大変難しいように思われましょうが、難の道でなくして人間の心であります。神様も成人なかばに、思案という理が出かけてはならんと仰せられていいます。この思案というのが人間心で、この心が道を通り誤ませるのであります。難…

一つの理三

なおこの理合をわかり易く云へば、通るべき道は様々でありますが、その中で一番近い道は真実の道であります。一つの点か一つの点に至る最も近道は点と点の間をつなぐ直線であります。お道教えはこの直線であります。 所がこの道を通りますには、二つ以上の心…

一つの理二(二)

この御屋敷を、教祖は八方神の治まる所と仰せになっています。けれども参拝する人の心が、澄んだ誠でなかったならば、神様の結構な理も見せて頂けないのであります。それは唯、表面に顕れている建物や人を見るだけであります。それでありますから、この道は…

一つの理二(一)

一体この世の中は、神様が御支配下されるのであって、神様は人間に決して嘘を仰せられる様なことはないのですが、人間の心に真実が無いから、神様の御言葉が嘘に聞こえたり、お働きが見分けられないのであります。心に真実が宿ってくれたならば、神の働きも…

一つの理一(二)

そうすると、絶対とはどういうことあるかと云へば、これを平たく申せば是が非でもこうならなけばならいのが絶対で、これを早くわかる様に云へば、比べるものがない無二の唯一が絶対であります。 この唯一無二の一点に心を置いて、如何なることが起こっても、…