増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

教祖(三)

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教祖の道が八方に通じ、地場に帰来する者多きを加うると共に、教祖に対する誹謗の声は高くなった。村人の反対、僧侶の脅迫、神官の壓迫に次いで官憲の干渉となり、教祖は老齢の身を以て縲絏の辱めを受けたまうこと十数回に及んだ。しかも神命を奉じたまう教祖の御心は磐石のごとく、世界助けの基礎は年と共に鞏固となった。

明治二十年正月二十六日、世界の子供を早く表へ出したいという深き思召より、二十五年の壽命を縮めて出直しになった。その時扉を開いて世界をろくじに踏みならすと予言されたごとく、以来教祖の神霊は夜となく随時随所に現れて霊救を垂れたまい、天理王命を信奉する者年と共に増加しつつある。

 

※元の神、実の神々と出会う処ふるのさとへ!