増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

甘露台

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石造り二段の甘露台

天啓によれば、地場が人間創造の地たる証拠として、甘露台が建設さられるので、その甘露台に下る甘露は元の親たる教祖に与えられ、人間の壽命薬として分け与えられるのである。世界の子供助けたい一念の教祖は、一時も早く甘露台を作り上げて、世を救い人を助けんと急き込みたもうた。

甘露台の形状は六角形より成る高さ八尺二寸の大小十三段の石造の台にして、頂上に平鉢を置き、その中へ力物を入れ、神楽勤めを奏して祈念すれば、天より甘露が降るのである。その甘露は埃を払うた真実の人のみ与えられるので、それを食すれば百十五歳の天寿を全うするのを得るのである。

教祖在世中神意によりて、この甘露台は二段まで造り上げられたのであるが、当時の警官がその台を取り払ったので、神の残念となり、甘露台を建てて世を救わんと思召されたのが、世界一列の心を澄まして最後に甘露台を建てんとその模様を変更せられた。

この時より甘露台は信者の理想として、その将来に輝き始めた。従って甘露台の建設は人心の澄み切った表象となるので、神一条の世界がこの世に現れた時、人間は甘露の霊味を味う事が出来るのである。

本教は今やこの理想の実現に努力している。いかなる迫害、いかなる困難があろうが、この目的の為には、本教は喜び勇んで進むのである。かしくて本教が世界の隅々に行き渡り、世界一列の心澄み、人間が神において真の兄弟たるを自覚し、甘露台が建設せられたなら、世界が真の平和を見出すのである。

 

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