人間は一日先の事を予見する事が出来ないのみならず、一時間後の事も誰も分かるのであります。故に人間の将来と云うのは、唯神様のみが知って居られるのであって、如何なる人もその秘密を、窺い知った人はないのであります。この意味に於いて、人間は暗黒の如き世界を歩んでいると見るのは尤もでありあます。
しかしながらこれは要するに、世界並の考えであって、道としては左様は思われぬのであります。なぜなら神様が人間を守護されるのは、心に応じて肉体を貸し与えられが如く、その境遇もまた心に応じて与えられるのでありますから、要するに人間の心通りの守護と云うことがなるのであります。神様の守護が、人間の心通りであるなれば、人間が自分自身の心を知ったならば、如何に神様が自分の上に御守護をなさるかと云う事が、分からねばならぬ筈である。即ち我々の行くべき将来が、明らかにされて来る訳であるといわねばなりません。
そこで我々は自己の心を知る必要があるのでありまするが、今日の自分の心は今日一日にして出来たものではありません。即ち我々が今生のみならず、清々死々し来たった前世からの理を持って居るのでありますから、その道筋から考えて来なけれならぬのであります。しかし左様した事は事実に於いて、人間に出来る事はではありんせんから、先づ今日一日の心をよく調べたならば、大過はないのであります。なぜなら現在の心は要するに、過去一切の集積に外ならぬからであります。
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