増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

明日の道(二)



f:id:kosetu-tenkei:20220504114441j:image
そこで我々が自己を内観するのでありますが、この内観を徹底せしむるには容易ならん努力が必要なのであります。なぜなら内観を経験せない人々に取っては、どれば自分の真の心であるか、他から入り込んで自分の心の如くなて居る心であるかが、一寸分かり兼ねるからであります。然しそれを倦まずに考え進んだならば、その真に徹する事容易ではないにしても、大腿の輪郭ぐらいは明らかになって来るのであります。即ち自分は何を欲しているか、何が自分の好む所であるかと云う様な、第二義的の事は朧げながら、自得する事が出来るのであります。左様すれば自分の上に現れて来る将来が、大体どんなものであるかということが、朧げながら予感せられる様になるのであります。

 これを例えへて申しましたら、人間は一筋道の長い旅をしている様なものでありまして、現在今日の日といのは、その一旅亭に宿泊している様なものであります。従って今日迄通って来た道というのは、即ち今後通って行くべき道を規定しておるのであります。故に現在自分の居る所を知ったならば、将来自分が通って行かねばならぬ道、即ち明日の旅程が、予め分かって来るべきものであります。

尚これを今少し分かる様に、手近な例を以て申しましたら、学校が終わったならば、家へ帰らねばならぬという心が出て来ます。この心が出て来たら、皆石段を下り橋を渡って、自分の家へ帰って行くのであります。すれば家へ変えるという心は、やがて石段を下り橋を渡るという事が意味して居るのであります。

その心でかうしようと思う心、それが自分のしんの心ちいうのでありまして、左様した心があればそれに相応しい理を、神様に見せて頂くのでありますから、即ち真の心が明日になったら現れて来るのであります。故にその心如何に依っては、翌日に病気になって苦しまねばならぬ様な事が出来て来るかも分かねば、又幸せな事が現れて喜ばれるかも分からぬのであります。

こう考えて見ますると、一寸思うたら明日の日は暗黒の様にありますが、深く自分の心を思案したらば、大体の見当は付いて来るのであります。これを更に深く極めた人があったら、その人は必ず自分に於ける、明日の事は分かるに相違ないのであります。故に教祖は明日の日は自分の真の心が、現れて来ると仰せられたのであります。

令和4年4月30日 元の神、実の神である大龍神・くにとこたちの命様がご出現される

★くにとたちの命様の守護の理と御心を知ることが大開運と健康増大に直結する。
くにとたちの命様の守護の理と御心

門外不出資料】中山みき高弟子の十二下りのみぐら歌の解き分け

からとにほん

天理教祖の抱ける世界統一の大理想 大平良平

天理教と現在主義 大平良平

☆やまと探訪☆ 

NEW★月日神社

☆お筆先第6号52番 伊弉諾と伊弉冊は一の神 これ天照皇の大神宮の解釈

春日大社と月日信仰 春日信仰とは月日親神信仰である。

10月26日秋の大祭記念十柱の神の御心と御守護

 ☆病諭し編⇒八方八柱の神人体御守護所細密並に悟り諭しの根本

※元の神、実の神々と出会う処ふるのさとへ!

            ふるのさとサイトマップ