増野鼓雪と天啓

増野鼓雪の書き残した文章を通じて真実の天啓を探求していく

地場を辞する人々へ(四)


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所で、学校を卒業せられたら、夫々国所へ出て布教をして貰はねばならないのでありますが、今までやって来た様な布教の仕方をして居って貰っては困ります。何故ならば、神様は「三年経てば遠慮気兼は要らぬ」と仰せられています。これまでは、お道の人は、世界の人に対して遠慮をして来たのです。又気兼をして通ったのであります。けれども今日の時代になっては、遠慮も気兼ね要らないのであります。世界の人々に向って云いたいことを云へばよいので、何も恐れる必要がない様になって来たのであります。

人間の心を広く持って行くことはよいことですが、何もヘイ/\ハイ/\と矢鱈に頭を下げて通らねばならぬことはないのであります。今日では教祖が亡くなられてから三十幾年になるのですから、もう何も遠慮することはありません。理の上から考えて見ても、又それが当然であります。皆様が御授けを頂かれた時、仮席で先生から「神様のお話を取次しても貰う時には上座に座って話すか、若し上座に直れぬ時は対座をして取次ぐ様に」と云うことを聞かされておられる筈であります。人間の話をするのであれば下から話してもよいが、人間の親である神様の御名代として、立たして貰うのであるから、必ず上座に直ってやらなければなりません。水が下から上へ流る時が来たら、下座から話をしてもよいが、神様の代理をしているのであるから、何も遠慮することはないのです。こちらから聞いて来れと頼みにでる様ではなりません。「この道は頼み歩く道やない」とも仰せられているのであります。

 こう云へばそんなことを云うていては信徒が出来ないと云うかも知れないが、来て呉れなければ来て呉れるまで待って居ればよいのである。それ位の辛抱が出来ぬようでは、布教などに出ない方がよろしい、神様も「来んものに来いとは云わん、来るものにいねと云わん」と仰せられています。来いと云はなくとも来たいものは従いて来るものです。それに、彼方へ頼み彼方へ頼んで、話を聞いて貰へませんか云いますが、そんなにしなくとも、人と云うものは従いて来るものであります。

冬の寒い時に、野原で真中へ集まって来いと云っても誰も来ないが、部屋に火鉢を置いて、暖かくして置けば何も云わなくともひとりでに寄って来るものであります。またそれが天理であります。それで集まって来ないなら嘘であります。理が添いさへすれば、そこに人々の集まって来るのは当然であります。

 大体、人間と人間の間には、決して変った所はないのでありあります。それは人間には多少美醜賢愚の差はありますが、同じ人間でありあすから、心はそう大した変わりはありません。だから、人が人に教えを説くことになれば、別に珍しい変わったことはありません。がそこに神様が添って下さるから、不思議なこととが見えて来るのであります。どんな珍しいことでも現して下さるので、それさへあれば自然に人が集まって来るのでありますから、遠慮したり、頼み歩いたりせずに、堂々とした態度で教えを流して行かなければならぬのであります。

 

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(国々所処の手本となることが用木の目指す心得)

信心というは日々の心の勤めを言う。拝む事にあらず。心の勤めというは身の勤めその勤めは日々家業大事道正直が一の勤め、内々睦まじく互い互いの孝心の理が第一。二つ一つの理をめん/\が心の理に治めて、何時/\までも変らんよう。世界から見て感心、聞いて感心する様に運ぶが第一の信心という。この世の元々真実の両親は天の月日様なり。世界中の人間は皆親の子、一列は皆兄弟なり。身の内は神の貸物、心で日々思うだけの理が我が物であるから、皆々互いに、しんの心から誠をつくして親切に助け合いをして暮せば、しんの兄弟というなり。 

天の理

大平良平資料集

貸物、借り物の話

神の古記

中山みき神言集

神・中山みき伝

中山みき在世時代の病諭し

★このやしきもとのかみ/\でてるから
 にんげんはじめもとのいんねん⇒第八号欠損しているお筆先の意味とは 

★真おふでさき解釈

  

お金と信仰について  百万のものを持ってくるより一厘の心を受けとる。

(中山みきの神言集より)

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