人間の眼と云うものは妙なもので、暗い所からは明るい所がよく見えまするが、明るい所からは暗い所が中々見えないものであります。日中に都会の小路を通りますると、簾でもつるしてあると、外から内の様子は少しも分からぬのでありますが、夜は家の内へ電灯が灯りますから、内からと外は見えませぬけれども、外から家の内はよく分かるものであります。
所で人間はお互いにこうした明るい世界に生れ出して頂いて居るのでありますから、此の世の事即ち眼で見える事については、何から何まで分かるのでありますが、此の世と云う部屋の外の事になると、何一つ分かって居ないのであります。従って形の無い神様が、どう云うものであるやら、いかなる働きをなさる方であるやらと、少しも分からぬのであります。
これは要するに人間が、智慧を持って居でいるからであります。即ち知識の日を灯して、この世を明るくして居るからであります。然しその光を 消して、眼を暗に慣れせると、割合に暗い所も見えて来るものであります。こゝが御道で云う馬鹿や阿呆でなければ、道は分からぬと云われる所であります。所が人間は馬鹿や阿呆になるのはきらいで、益々賢くなって火力を強宇出津して行くから、暗は益々見えなくなって行くのであります。
然るに神様は人間と反対に、暗い所から明るい所を見て御座るのでありますから、何一つ見えないものはありません。即ち人間のする事なら、どんな小さい事でも見残しなく、見ておいでになるのであります。その有様は丁度心の底に曇の無い鏡を置いてあるのと同じで、凡てのことはみな映って行くのでのあります。
★十柱の神々の守護の理と御心を知るとが大開運と健康増大に直結する。
⇒十柱の神の守護の理と八つのほこり
★【門外不出資料】
教祖140年祭、三年千日記念
★天の理
★大平良平資料集
★神の古記
★このやしきもとのかみ/\でてるから
にんげんはじめもとのいんねん⇒第八号欠損しているお筆先の意味とは
★お金と信仰について 百万のものを持ってくるより一厘の心を受けとる。(中山みきの神言集より)
☆やまと探訪☆
NEW★月日神社
☆お筆先第6号52番 伊弉諾と伊弉冊は一の神 これ天照皇の大神宮の解釈
★10月26日秋の大祭記念→十柱の神の御心と御守護
※元の神、実の神々と出会う処→ふるのさとへ!